日本車は縮小していく?自動車銘柄を考察

銘柄考察

2019年5月17日にトランプ米大統領は、日本や欧州連合(EU)などの国から輸入自動車に対する関税の引き上げを、最大6か月先送りすることを発表しました。執行猶予を設ける判断を下したということで、自動車メーカーも一旦安堵したと思います。

 

しかし、現状、日本の自動車メーカーの成長は軟調です。「若者の車離れ」なんて言われており国内での自動車の売り上げは縮小してきているのに、海外で輸入制限をかけられるとなると、今後ますます縮小していきます。

 

今回は、現段階での各自動車メーカーの株価について考察していきます。あくまで個人的な意見なので悪しからず。

下がりそうな自動車銘柄

日産自動車

2019年3月期に2回に業績下方修正、2020年3月期もさらに営業利益30%減益です。減配も決定したので、業績悪化が止まらない状況です。

日産

コストカッターの異名を持つゴーン氏が、調達コストの削減を徹底し、規模の拡大をひたすら追求しすぎた反動がここにきて響いているようです。需要が少ない状態で供給過多になっているという、ゴーンが残した負の遺産が原因です。

 

ここに関税の問題も加わると、今後ますます苦しい状態が続きます。そもそも株主還元で支えられてきた感がある日産なので、悪いニュースが今後も続けば株価は下がる一方だと思われます。

 

ちなみに、不透明ではありますが、ルノーによる経営統合の話が出ているらしいので、内容が固まればワンチャンあるかも?

 

 

ホンダ

SBI証券では、ホンダの開発力・収益力・情報発信力が以前と比べると著しく低下している状況であると度々指摘しています。

それを裏付ける形で、2019年1-3 月の営業利益は、前年同期比66.6%の大幅減益となりました。四輪車部門では530 億円の赤字を計上、実質殆ど利益が出ていない状況が続いているそうです(SBI証券 企業調査部アナリストのコメント参照)。

 

一応ホンダ側としても、電気自動車(EV)やハイブリッド車の更なる拡販をが画策していますが、成果が出るのが2022年以降になるみたいです。その間に関税問題が降りかかってくるので、「そんな悠長な計画で大丈夫なの?」と思う次第です。

 

米国販売している「SUBARU」も似たような理由から、今後厳しい業績が続くと予想されます。リコール費がかさばるとさらに減益になるので、業績だけでなく品質にも注目したいところです。

 

 

上がりそうな自動車銘柄

トヨタ自動車

減益決算が相次ぐ世界の自動車メーカーの中で、2019年3月期、2020年3月期共に3%
の営業増益を維持できという、流石としか言いようが日本が誇る大企業です。

トヨタ自動車

また、堅調な収益状況なので、3,000億円の自社株買いをすると発表しています。株主還元もしっかり行っており、日産とホンダと比べても優位であることが分かります。

 

関税問題はもちろん痛手になることでしょうが、トヨタであれば他の自動車メーカーと比べて対策の余裕があるように思えます。5月13日にトヨタ社長が「終身雇用守るの難しい」と問題発言をしたのが気掛かりですが、この調子でいけば今後も安定して上昇すると思われます。

 

 

スズキ

2019年4月18日にリコール問題で一気に株価が下落したスズキ。これにより私も結構損しました(涙)。日本では若干他の自動車メーカーに劣ります。

スズキ

しかし、スズキはインド市場においてシェアを拡大してきています。スズキのインド子会社マルチスズキは、輸出を含めた2018年度の総販売台数は過去最高の186万2449台で、前年比は4.7%増と、5年連続で前年実績を上回ったそうです(https://response.jp/article/2019/04/02/320854.html参照)。

 

スズキはインド自動車市場に中長期的な見方をしており、2020年以降にはさらに拡大していくと予想されます。成長性に関しては今後かなり期待できる自動車メーカーです。

 

 

おわりに

関税問題、米中貿易戦争など様々な問題があるので、日本の製造業の柱である自動車事業と言えども苦しくなってきます。

 

自動車メーカーは「自動運転」といった新規事業の開発に着手しているようですが、当分はかかりそうです。開発され体制が整えば自動車業界は大いに盛り上がるので、長期投資の方にはおすすめかもしれません。

 

何はともあれ、自動車業界は良くも悪くも話題になる業界なので、値動きがあって短期トレードする分には面白いかもしれません。今後の動向に注目です!

 

最後まで見て頂きありがとうございました!

 

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