決算分析

NECキャピタルソリューション株式会社
2026-03期 有報5年推移分析

公開日: 2026/08/02

親会社交代と売上+20%、でも現金は400億円減った | 有価証券報告書 2026年3月期

参考株価と時価総額

項目
前提2026-07-20 時点の参考株価。提出日現在の発行済株式総数で算出
株価4,015円
発行済株式総数21,549,427株
時価総額865.2億円

売上+20%で最高益、なのに現金は400億円減った ―― NECキャピタルソリューション2026年3月期を読む

提出日:2026-06-22 / 会計期:2026年3月期

項目前期当期前期比
売上高2,548.79億円3,061.55億円+20.1%
現金及び預金1,102.98億円688.86億円△37.5%
フリーCF△490.15億円△955.72億円△465.57億円

ようか | 笑顔

売上が +20.1% って、めちゃくちゃ伸びてるじゃん!!

いい決算ってことでしょ?


やよい | 説明

うむ、純利益も5期で最高じゃ。

じゃがその下、現金は400億円以上減って、フリーCFのマイナスは1年で 955億円 まで広がっておる。


ようか | 驚き

……え?

儲かってるのに、お金がどんどん出ていってる!?


やよい | 自信あり

ふふ、そこがこの会社の商売の形よ。

しかもこの1年、親会社まで変わっておるのじゃ。

順に見ていくぞ。


目次

  • 会社概要: リースと金融の会社
  • 収益構造: 投資して伸ばすストック型
  • 前期からの変化: 売上+20%の1年
  • 当期の注目ポイント: 数字の焦点
  • 5年推移の財務諸表まとめ: 横ばいから急拡大
  • 指標まとめ: 稼ぐ力と財務健全性
  • 補足: データの読み方と注意点

1. 会社概要: リースと金融の会社

ようか | 笑顔

NECキャピタルソリューションかぁ、NEC関連の会社というのは分かる!

やよい姉!どんな会社なのか解説よろしく!!

やよい | あきれ顔

全くしょうがないの。

実は役所や会社にパソコンや通信機器などをリースで貸して、

毎月のリース料で稼ぐ会社じゃ。

ようか | 笑顔

貸すんだ!

やよい | 説明

そうじゃ。ひとことで言えば、モノとお金を貸して、利用料と利息を長く回収する金融の会社じゃな。

他にもお金の貸付や投資、不動産のビジネスまで手広くやっておるぞ。

ゆり | 無表情

まとめたのです。

区分内容
主力商品・サービス情報通信機器・事務用機器などのリース・レンタル・割賦販売(リース事業)
その他商品金銭の貸付・ファクタリング(ファイナンス事業)、ベンチャー投資・不動産ビジネス(インベストメント事業)、再生可能エネルギー発電・PFIなど(その他の事業)
収益形態リース料・利息を長期で回収するストック型中心
開示区分リース・ファイナンス・インベストメント・その他の4セグメント

やよい | 説明

さらに2024年10月の親会社の交代をしておるぞ

筆頭株主がNECからSBI新生銀行に変わったのじゃ

ようか | 驚き

えっ、NECの名前なのに親がNECじゃなくなったの!?

社名どうするんだよ!!

やよい | 説明

そこは心配いらん。

NECは株を 11.80% 持つ2番目の株主として残っておるし、「NEC」ブランドを使い続ける契約も結んでおる。

NEC製品の取り扱いも提携も続いておるのじゃ。

ゆり | 無表情

さらに2025年7月には債権回収の会社8社を、

2026年1月にはキーストーンという会社を子会社にしたのです。

ようか | 驚き

動きが激しいな!

やよい | 説明

うむ。

新しい親会社のもと、買収にも動いた1年だったの。

2. 収益構造: 投資して伸ばすストック型

ゆり | 無表情

収益に対する会社の姿勢は、どうなのでしょう?

やよい | 自信あり

うむ、よい問いじゃ。

中期計画2028では「収益基盤の拡大」を基本方針の一番目に置いておるぞ。

会社を買い、リースや貸付の残高を増やして、投資して伸ばす方向がはっきりしておる。

ゆり | 無表情

貸す資産を増やすための資金は、借入で賄うのでしょうか?

やよい | 説明

うむ。

残高を伸ばすには銀行などからの調達が前提になるの。

ゆり | 無表情

そういった意味でもSBI新生銀行グループと連携を強化したのですね。

やよい | 説明

そうじゃな。

今後はがどう利益につながるが重要になるという事じゃな。

3. 前期からの変化: 売上+20%の1年

売上・利益はどう動いた?

ようか | 笑顔

去年と比べて売上とか利益はどうだったの?

確か冒頭に、すごい増えたって書いてあったよな!

やよい | 説明

うむ、冒頭でも触れたが急拡大じゃ。

まずは表で見るのじゃ。

項目前期比較前期当期
売上高2,548.79億円3,061.55億円
営業利益77.82億円106.17億円
営業利益率3.05%3.47%
親会社株主純利益66.11億円91.80億円

ようか | 驚き

売上、500億円以上も増えてる!?

全部の項目が伸びてるじゃん!

やよい | 説明

うむ、売上は +20.1% じゃ。

ようか | 驚き

なにがあった!?

めちゃパソコン貸したの!?

やよい | 説明

ふむ。セグメント別の内訳が無くて断定はできぬが、

リース債権が +779.8億円 積み増されておるので

債権回収会社8社とキーストーンが連結に加わったのが大きいとみておるぞ。

ゆり | 無表情

純利益 91.80億円 は5期で最高なのです。

ただ、これは全部が本業の伸びなのでしょうか?

やよい | 説明

よい質問じゃ、中身には注意がいるぞ。

主因は営業利益の回復 +28.4億円 じゃ。

ただ、子会社の赤字のうち外部の株主が引き受ける分(非支配株主帰属損失17.59億円)が、

親会社の取り分を +13.2億円 押し上げておる。

それに加えて、一度きりの特別利益 8.81億円 も乗っておるのじゃ。

手元資金とネットキャッシュは?

ようか | 笑顔

現金はどうなの?

金融の会社だし、札束ぎっしりなんでしょ!?

やよい | 説明

表で確認するのじゃ。

項目前期比較前期当期
現金及び預金1,102.98億円688.86億円
現金及び預金の対資産率9.01%5.13%
有利子負債10,221.00億円10,908.69億円
ネットキャッシュ△9,118.02億円△10,219.83億円
ネットキャッシュ比率△1,127%△1,167%

ようか | 驚き

あれ!? 現金、400億円以上減ってる!

しかもネットキャッシュ、マイナス1兆円って書いてない!?

やよい | あきれ顔

慌てるでない。

借りたお金の向こうには、リース債権 5,900.66億円

営業貸付金 2,417.58億円 といった、あとから回収できる営業資産があるのじゃ。

借りて貸すのがこの業種の形ゆえ、ネットキャッシュのマイナスだけで悪いとは言えぬぞ。

ゆり | 真剣

現金の減少について、有報には「金融環境の変化に対応した財務戦略を実施した結果」と説明されているのです。

代わりに、すぐ借りられる融資枠の未使用分を 2,765.63億円 から 3,245.38億円 へ広げたのです。

やよい | 説明

前期に厚めに持った現金を絞って、いざという時は借入枠で備える形に変えた、ということじゃな。

フリーCFはどうなった?

ようか | キョトン

つぎはフリーCFでしょ?

自由なお金?

やよい | あきれ顔

本業の現金の出入り(営業CF)と、投資の出入り(投資CF)を合わせた残りじゃ。

ゆり | 無表情

まとめたのです。

項目前期比較前期当期
営業CF△340.05億円△660.70億円
投資CF△150.10億円△295.02億円
フリーCF△490.15億円△955.72億円

ようか | 驚き

ぜんぶマイナスじゃん!

マイナス955億円って、ほんとに大丈夫なの!?

ゆり | 無表情

要因をまとめてみたのです。

  • 営業CF要因(主因): リース債権への資金投入が △226.35億円 → △764.53億円 へ拡大
  • 営業CF要因: 営業貸付金が前期の回収超過(+97.30億円)から △199.72億円 の実行超過に転じた
  • 営業CFの相殺要因: 賃貸資産の取得支出は △377.45億円 → △277.19億円 へ減った
  • 投資CF要因(主因): 子会社の買収に 154.79億円 を支出した

やよい | 説明

つまり、リースや貸付を増やすために先にお金を出した、というのが主因じゃ。

先に資金を出して、あとからリース料や利息で回収する商売ゆえ、伸ばす局面ではフリーCFがマイナスになるのが普通での。

回収が焦げ付いて減ったわけではないぞ。

ようか | 笑顔

冒頭の「儲かってるのにお金が出ていく」の謎、それかー!

伸ばすために先にお金を出してるんだ!

ゆり | 微笑み

足りない分は、長期の借入 2,239.47億円 と社債の発行 395.00億円 で調達したのです。

短期の借入は 331.03億円 減らしましたが、調達を長期へ切り替えた、ということですか?

やよい | 微笑み

うむ、そうみてよかろう。

金利や市場が荒れても慌てぬよう、返す期限の長いお金へ振ったのじゃろうな。

4. 当期の注目ポイント: 数字の焦点

ようか | 泣きつく

ゆり姉ぇ~わたしにも分かるようにポイントまとめて~😢

ゆり | 微笑み

まとめてみました


▶ 売上高は前期比 +20.1%(2,548.79 → 3,061.55億円)。4年続いた横ばいから急拡大したのです。

▶ 営業利益は +36.4%(77.82 → 106.17億円)で、営業利益率は 3.47% へ回復したのです。

▶ 純利益 91.80億円 は5期で最高ですが、非支配株主帰属損失の押し上げ +13.2億円 と一過性の特別利益 8.81億円 を含むのです。

▶ 手元資金は △37.5%(1,102.98 → 688.86億円)。代わりに融資枠の未使用分を 3,245.38億円 へ広げたのです。

▶ フリーCFは △490.15億円 → △955.72億円。主因はリース債権への資金投入の拡大と、子会社買収の支出 154.79億円 なのです。

▶ 収益はリース料・利息を長く回収するストック型が中心で、積んだ営業資産が将来の収益につながる構造なのです。

5. 5年推移の財務諸表まとめ: 横ばいから急拡大

ようか | 笑顔

前期との違いは分かったけど、ちょっと長いスパンで見るとどうなんだ!?

やよい | 自信あり

うむ、まずは稼ぐ力を見て行こう。


項目2022/3期2023/3期2024/3期2025/3期2026/3期
売上高2,4992,5812,5592,5493,062
当期純利益6964706692
営業利益10411711778106
営業利益率4.2%4.5%4.6%3.1%3.5%

やよい | 説明

ようか、ここから何を見る?

ようか | 自信あり

売上、4年間ずーっと同じくらいだったのに、最後の年だけドーンと増えてる!

でも営業利益は、1回へこんでるな

やよい | 説明

ふむ。

2025/3期の減益は、売上総利益が △29.3億円 減ったうえに販管費も増えたのが要因じゃ。

会社側の説明は開示データに無くて推定じゃが、金利上昇による資金コストの増加と、

賃貸資産の減価償却費の増加(272.07 → 302.53億円)がもうけの幅を圧縮した可能性がある。

ゆり | 無表情

当期の営業利益率は 3.5% で、2024/3期までの 4.5% 前後にはまだ届いていないのです。

やよい | 自信あり

うむ、利益額は売り上げの増加で戻した。

利益率の回復はまだ道半ばじゃな。

次にキャッシュの流れを追っていくぞ。


項目2022/3期2023/3期2024/3期2025/3期2026/3期
現金及び預金3773555381,103689
現金及び預金の対資産率3.7%3.4%4.8%9.0%5.1%
ネットキャッシュ△7,983△8,199△8,624△9,118△10,220
ネットキャッシュ比率△1,817%△1,224%△968%△1,127%△1,167%
フリーCF463△96△297△490△956

ようか | 驚き

何か、ほぼマイナス側なんだけど!!

やよい | 説明

リースや貸付を増やして利益を得る業態では

マイナス幅は投資の裏返しなのじゃ。

営業CFがプラスじゃった 2022/3期は貸付金の回収(+174.07億円)が大きかったのじゃ。

ゆり | 無表情

ネットキャッシュ比率も同じですか?

やよい | 説明

うむ。ネットキャッシュは現金のみで計算しておるので債権などが入っておらん。

こういった業態では単純なネットキャッシュでは測れんが、

業態ごとに基準を変化させるのは混乱のもとじゃから同じ基準で算出しておる。

ゆり | 無表情

確かに。業種によっては現金を生み出す元の在庫などはネットキャッシュに入れてないのです。

やよい | 説明

そういう事じゃ。

ゆり | 微笑み

理解しました。

さらに詳細に知りたい人向けに、財務諸表をまとめたので、必要な方は以下を見るといいのです。

▼ 財務諸表を見る

ゆり

詳細に知りたい人向けに、財務諸表まとめたのです。

▼ BS(貸借対照表)

項目2022/3期2023/3期2024/3期2025/3期2026/3期
現金及び預金3773555381,103689
流動資産8,9909,0839,29610,02310,918
有形固定資産6126349301,1051,145
総資産10,30610,55911,17412,24813,418
流動負債4,9794,9644,8615,7185,934
固定負債4,1104,3074,9455,1075,948
純資産1,2171,2881,3681,4241,536
自己資本比率10.0%10.4%10.4%9.9%9.7%

▼ PL(損益計算書)

項目2022/3期2023/3期2024/3期2025/3期2026/3期
売上高2,4992,5812,5592,5493,062
売上原価2,1822,2622,2332,2522,696
売上総利益317319326297366
営業利益10411711778106
親会社帰属純利益6964706692

▼ CF(キャッシュ・フロー計算書)

項目2022/3期2023/3期2024/3期2025/3期2026/3期
営業CF4680△213△340△661
投資CF△5△96△83△150△295
財務CF△469794931,056555
フリーCF463△96△297△490△956
現金増減△11△18182564△412

(連結・日本基準、単位は億円。現金増減は現金及び現金同等物の増減額を指す)

6. 指標まとめ: 稼ぐ力と財務健全性

やよい | 自信あり

ここまでを大まかにまとめよう。

…と言いたいところじゃが、ようか、最後にまとめるのじゃ。

ようか | 自信あり

任された!

売上は4年間の横ばいから、最後の年に2割も増えた!

純利益も5期で一番だし、配当は5年で2倍になってる!

新しい親会社のSBI新生銀行と組んで、ここからどう伸びるか注目だな!

ゆり | 微笑み

さらなる分析用は下を開いて見るのです。

分析用データを見る

指標まとめ(2026年3月期)

やよい: 単純な数値では測れぬが、バリュエーション指標としてはPEREBITDAROICあたりを、財務健全性は流動比率EBITDA/利息あたりを、株主還元余地は現金比率ネットキャッシュ比率を指標として見るとよいぞ。

指標算出値見方
PER9.42倍時価総額 865.21億円 ÷ 親会社株主純利益 91.80億円
現金比率5.13%現金及び預金 688.86億円 ÷ 総資産 13,417.52億円
流動比率184.0%流動資産 10,917.53億円 ÷ 流動負債 5,933.69億円。短期の支払い余力
ネットキャッシュ△10,219.83億円現金及び預金 688.86億円 − 有利子負債 10,908.69億円(有価証券は0として計算)
ネットキャッシュ比率△1,181%ネットキャッシュ ÷ 時価総額。営業資産を負債で調達する業種構造上、恒常的な大幅マイナス
EBITDA333.63億円営業利益 106.17億円 + 減価償却費。本業の資金創出の目安
EBITDA/自己資本25.60%EBITDA ÷ 自己資本
EBITDA/利息228.51倍分母は営業外費用の支払利息のみ。リース業は資金コストの大半が売上原価に含まれるため、実質的な利息負担能力は表さない点に注意
ROIC1.11%税引後営業利益 ÷ 投下資本。金融業は投下資本が巨額になるため低く出る構造

リスク

ようか: 有報からの抜粋だぜ!

  • 信用リスク: リース・ファイナンスは回収が中長期に及ぶため、景気変動で貸倒れが増える恐れ。ポートフォリオ管理と貸倒引当で対応。
  • 流動性リスク: 格付の見直しや市場混乱時に資金調達コストが上がる恐れ。特定の調達先・手段に依存しない方針。
  • 金利変動リスク: 有利子負債比率が高く、市場金利の急上昇は調達コスト増に直結。ALMで低減。
  • 残価変動リスク: オペレーティング・リースの残価設定を売却価格が下回ると損失が出る恐れ。
  • 不動産価格変動リスク: 販売用不動産・ノンリコースローン等で不動産市況の影響を受ける。
  • SBI新生銀行グループとの関係: 連携施策が想定どおり進まない場合、事業戦略・収益機会に影響(2025/3期から追加された項目)。
  • NECグループとの関係: 親会社ではなくなったが、NEC製品・サービスの取扱比率が高く、NECの業績動向の影響を受ける。
  • 制度変更リスク: リース会計・税制等の変更で商品のメリットが失われる恐れ。
  • 5年での変化: 親会社の交代で「SBI新生銀行グループとの関係」が追加され、「人権リスク」も新設。新型コロナ・ウクライナ情勢の独立項目は消えた(全20項目)。

株主還元

ゆり: 株主還元だけを見ての投資はダメですが、長期で買う前提の場合は現在値を知っておきましょう。

項目数値補足
発行済株式総数21,549,427株
自己株式数839株発行済の0.00%でほぼ無し
1株当たり年間配当150円中間75円・期末75円。前期と同額で増配は一服
配当の推移150円(当期)74円→110円→130円→150円→150円。5年で約2倍
配当利回り約3.74%参考株価 4,015円 ベース
配当性向35.2%連結EPS基準の計算値
配当方針「安定配当の維持を基本方針とし、事業の見通し、配当性向などを勘案して決定」(年2回配当)
自己株式取得なし還元は配当中心
ストック型収益に対する配当割合未計算セグメント別売上高が抽出データに無いため。参考として配当総額 ÷ 連結売上高 = 約1.1%
株主総利回り(2021/3期末=100)230.0106.1→133.8→204.8→209.5→230.0
大株主(2026/3期末)SBI新生銀行 43.47%、日本電気 11.80%、三井住友ファイナンス&リース 7.82%

7. 補足: データの読み方と注意点

参考株価は本記事を作成した時点の値(4,015円、2026-07-20 時点。前日終値 4,085円)を使用しています。

財務数値は連結(日本基準)ベースで整理しています。時価総額・PER・配当利回り・指標まとめのネットキャッシュ比率は参考株価を前提とした参考値で、自己株式は控除していません。

5年推移表・前期比較表のネットキャッシュ比率は、各期の有報提出日終値と当時の発行済株式総数から算出した各期の時価総額に基づく参考値です。当期の指標まとめ(記事作成時点の参考株価基準、△1,181%)とは算出基準が異なるため、値がずれています。

ネットキャッシュは現金及び預金から有利子負債(短期借入金・CP・1年内償還社債・社債・長期借入金等)を差し引いた値です。2022~2024年3月期の bs.csv に流動資産の有価証券行が無いため、5年比較の統一性を優先して全期とも有価証券は0円として計算しています(2025・2026年3月期の有価証券5.46億円を×0.7で含めた場合の差は+3.82億円と軽微です)。

営業CF・フリーCFのマイナスとネットキャッシュの大幅なマイナスは、営業資産(リース債権・営業貸付金)を負債調達で賄うリース・ファイナンス業の構造と成長投資局面の反映であり、この業種では単独でネガティブ材料とはいえません。一方で自己資本比率9.7%という資本構成のため、金利上昇と信用コストの動向が利益変動の主なリスクになります。

有価証券報告書の抽出データに経営成績の増減説明(MD&A)とセグメント情報が含まれないため、売上・利益・CF変動の会社側の公式説明は確認できていません。増減要因の多くは bs.csv / pl.csv / cf.csv 明細からの分析者推定を含みます。

2025年3月期の期首から法人税等に関する改正会計基準を適用しており、2024年3月期の主要指標は遡及適用後の値です。また次期(2027年3月期)から開示セグメントが商品軸4区分から事業軸5区分へ変更される予定のため、来期以降のセグメント比較には注意が必要です。

配当総額のうち2022~2025年3月期は「1株配当×期末発行済株式総数」による推計値です。株式分割は5年間ありません。

財務諸表は EDINET のデータから自動取得しているため、正確性に欠ける可能性があります

本記事は EDINET 提出の有価証券報告書(第56期、2026年6月22日提出)をもとに作成した情報整理記事です。 特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。 投資判断はご自身の責任でお願いします。