決算分析

株式会社弘電社
2026-03期 有報5年推移分析

公開日: 2026/09/04

利益は9倍、それでも手元は薄い | 有価証券報告書 2026年3月期

参考株価と時価総額

項目
前提2026-09-04時点の参考株価。当期発行済株式総数で算出
株価11,420円
発行済株式総数8,970,000株
時価総額1,024.4億円

利益は9倍、それでも手元は薄くなった ―― 弘電社2026年3月期を読む

提出日:2026-06-22 / 会計期:2026年3月期

項目前期当期前期比
営業利益30.81億円38.93億円+26.4%
親会社株主帰属純利益27.37億円28.32億円+3.5%
現金及び預金8.92億円9.01億円+1.0%

ようか | 笑顔

営業利益、けっこう増えてるじゃん!


やよい | 説明

うむ。そこだけ見ればよい決算じゃな。

じゃが、下へ目を移してみるのじゃ。


ようか | キョトン

……あれ?

下に行くほど数字が小さくなってる。


やよい | 自信あり

そこじゃ。

利益は増えたのに、最後まで届いておらぬ。


ようか | 泣きつく

なんで!?どこかで消えちゃったの!?


やよい | あきれ顔

消えてはおらぬ。

行き先が変わっただけじゃ。


ようか | 驚き

行き先!?


やよい | 自信あり

その話は順を追ってな。

まずは会社そのものから見ていくぞ。


目次

  • 会社概要: 三菱電機グループの電気設備工事会社
  • 収益構造: 親会社依存を強めるフロー型
  • 前期からの変化: 増益なのに純利益は伸び悩み!?
  • 当期の注目ポイント: 数字の焦点
  • 5年推移の財務諸表まとめ: 利益率が一直線に改善
  • 指標まとめ: 来期に答えが出る問い
  • 補足: データの読み方と注意点

1. 会社概要: 三菱電機グループの電気設備工事会社

ようか | 笑顔

弘電社かぁ、電気工事をやってる会社だっけー?

やよい姉!解説よろしく!!


やよい | 自信あり

うむ!わらわが解説してやるぞ。

弘電社は電気設備工事事業と商品販売事業の2本柱で稼ぐ会社じゃ。

屋内線工事や送電線工事、発変電工事などを個別に受注して完成させ、その都度収益にするスタイルじゃな。


ゆり | 無表情

まとめたのです。

区分内容
主力商品・サービス電気設備工事(屋内線・送電線・発変電・通信・空調の設計施工)
その他商品商品販売事業(三菱電機グループ製品の代理店販売、冷熱住設機器等)
収益形態個別受注・個別工事ごとの完成基準によるフロー型
開示区分電気設備工事事業/商品販売事業の2区分

やよい | 説明

注目は2024年12月のM&Aじゃ。

東新電気工業という福島の会社を完全子会社化して、東北エリアの施工力を強化しておる。

設備投資自体は小さく、人と会社を増やして伸びる労働集約型の会社と言えるのう。


ようか | 驚き

三菱電機の子会社ってこと!?

じゃあ工事は全部三菱電機からもらってるんでしょ!?


やよい | あきれ顔

全部ではないのじゃ。

三菱電機が議決権の 51.5% を持つ親会社じゃが、受注全体に占める親会社向けの割合は 32.8% じゃぞ。

残りは一般の顧客から自分たちで受注しておる。


ゆり | 微笑み

親会社向けの工事を土台にしつつ、一般顧客・商品販売・M&Aで広げている会社なのです。


ようか | キョトン

商品販売事業ってなに?

工事屋さんが物も売ってるってこと?


やよい | 説明

そうじゃ。

三菱電機グループの汎用電気機器や冷熱住設機器を、代理店として仕入れて売る事業じゃな。

工事と違って個別の規模は小さいが、代理店契約に支えられて利益率は5期を通じて 14.2%〜15.8% と安定しておるぞ。

2. 収益構造: 親会社依存を強めるフロー型

ゆり | 無表情

収益に対する企業姿勢はどうなのでしょう?


やよい | 自信あり

うむ。よい指摘じゃ。

弘電社は電気設備工事事業で「施工力強化」を掲げ、東新電気工業のM&Aを実行しておる。


ようか | キョトン

工場を大きくしたりはしないの?


やよい | 説明

そこがこの会社の特徴でな。

設備投資自体は159百万円と小さく、人的資本投資・M&A・DX投資(BIM、生成AI活用)を中心に伸びを狙っておる。

有形固定資産を増やさずとも成長できる、軽い体質の会社と言えるのう。


ゆり | 微笑み

工場や機械を増やすより、人と仕組みへ投資して受注を積み上げる方針、ということですね。


やよい | 説明

うむ。そうじゃな。

ただし、親会社向け受注の比率が 19.5%→32.8% まで上がっておる点は覚えておきたい。

親会社の設備投資が鈍れば、弘電社の受注にも響きやすくなる構図じゃ。

3. 前期からの変化: 増益なのに純利益は伸び悩み!?

売上と利益:量も採算も伸びた

ようか | 笑顔

去年と比べて売上と利益はどうだったの?

どうせちょっとだけ伸びたんでしょ!?


やよい | 自信あり

ちょっとどころではないのじゃ。

まずは表を見るのじゃ。

項目前期比較前期当期
売上高392.64億円442.34億円
完成工事高303.18億円354.74億円
営業利益30.81億円38.93億円
営業利益率7.85%8.80%

ようか | 驚き

ぜんぶ上向いてる!


やよい | 説明

主因は完成工事高の増加 +51.56億円 じゃ。

工事の量そのものが増えておる。


ようか | キョトン

量が増えただけ?


やよい | 説明

いや、採算も上がっておる。

完成工事総利益率が 22.51%→22.84% へ小幅に改善しておってな。

量と利幅の両方が伸びた形じゃ。


ゆり | 微笑み

商品売上高はわずかに減っていますが、商品売上総利益率は 15.00%→15.80% へ改善しているのです。

数を追うより利幅を意識した販売へ寄せた、ということですか?


やよい | 説明

わらわもそう見ておる。

売る量より、残る利幅を選んだのじゃろうな。

現金とネットキャッシュ:増えたはずのお金はどこへ

ようか | 驚き

これだけ稼いだんだから、現金もどっさり増えてるんでしょ!?


やよい | あきれ顔

早とちりするでない。

表を見るのじゃ。

項目前期比較前期当期
現金及び預金8.92億円9.01億円
現金及び預金の対資産率2.67%2.30%
有利子負債5.14億円5.06億円
ネットキャッシュ3.78億円3.95億円

ようか | キョトン

ほとんど動いてない……。


やよい | 説明

そうじゃ。現金はほぼ横ばいでな。

一方で総資産のほうは +17.5% も膨らんでおる。

そのぶん、資産に占める現金の比率はむしろ下がったのじゃ。


ようか | 泣きつく

お金、どこ行っちゃったの!?


ゆり | 真剣

短期の貸付金の残高は 83.55億円→106.77億円 へ増えているのです。

グループ会社向けの資金融通に回っていると見られますが、会社の説明はなく推定なのです。


やよい | 説明

これが冒頭の「行き先が変わった」という話じゃ。

なお有利子負債はもともと薄く、実質無借金に近い体質は変わっておらぬぞ。

フリーCF:営業CFは3倍、それでも残ったのは1割増

ようか | 笑顔

フリーCFはどうなの?

営業CFがすごい増えたって聞いたし爆増でしょ!?


やよい | 説明

それが、フリーCFの伸びは営業CFの伸びほど大きくないのじゃ。

投資へお金を出す動きが強まったからでな。

項目前期比較前期当期
営業CF11.16億円33.50億円
投資CF△2.49億円△22.51億円
フリーCF8.67億円10.99億円

ようか | 驚き

左は3倍なのに、いちばん下は1割ちょっとしか増えてない!


ゆり | 無表情

内訳を並べてみたのです。

向き項目前年差
押し上げ(営業CF)契約負債の増減+16.40億円
押し上げ(営業CF)未払消費税等の増減+15.04億円
押し上げ(営業CF)税引前利益の増加+2.70億円
押し下げ(営業CF)売上債権及び契約資産の増減△25.86億円
押し下げ(投資CF)短期貸付金の純増△3.33億円

やよい | 説明

前期にあった一過性の投資収入がなくなったことも効いておる。

固定資産の売却収入や、東新電気工業の取得にまつわる反動じゃな。


ようか | キョトン

設備にお金を使ったわけじゃないんだ?


やよい | 説明

そこは違う。

設備投資自体は 1.59億円 とほぼ横ばいで、投資CF悪化の主因ではないのじゃ。


ゆり | 微笑み

財務CFは △8.91億円 でした。

配当の増額と、有利子負債の緩やかな返済が中身なのです。


やよい | 説明

全体をまとめるとこうじゃ。

稼ぐ力は明確に強まったが、増えた現金の多くはグループ内の資金運用へ回っておる。

手元の厚みそのものは薄くなったが、自己資本比率は60%台を保っており、資金繰りに不安が出る変化ではないぞ。

4. 当期の注目ポイント: 数字の焦点

ようか | 泣きつく

ゆり姉ぇ~わたしにも分かるようにポイントまとめて~😢


ゆり | 微笑み

まとめてみました。


▶ 売上高は前期比 +12.7%(392.64億円→442.34億円)、営業利益率は 7.85%→8.80% へ改善したのです。

▶ 経常利益は +26.7% に対し、親会社株主帰属当期純利益は +3.5% にとどまったのです。主因は前期にあった一過性の特別利益(6.10億円)の剥落なのです。

▶ 手元資金(現金及び預金)は 8.92億円→9.01億円 とほぼ横ばい(+1.0%)。対資産率は 2.67%→2.30% へ低下したのです。

▶ フリーCFは +26.8%10.99億円。営業CFの拡大(+22.34億円)を、投資CFの悪化(△20.02億円)がほぼ相殺した結果なのです。

▶ 1株配当は 84円→100円 へ増配。2025/3期に新設した中間配当も 33円→45円 に増額され、配当性向は 26.6%→30.5% で推移しているのです。


5. 5年推移の財務諸表まとめ: 利益率が一直線に改善

ようか | 笑顔

前期との違いは分かったけど、ちょっと長いスパンで見るとどうなんだ!?


やよい | 自信あり

うむ、まずは稼ぐ力を見て行こう。


項目2022/3期2023/3期2024/3期2025/3期2026/3期
売上高292336349393442
当期純利益3692728
営業利益47123139
営業利益率1.43%2.03%3.32%7.85%8.80%

やよい | 説明

ようか、ここから何を見る?


ようか | 自信あり

利益がずっと右肩上がり!

つまり毎年勝手に利益が増えていく会社ってことだな!?


やよい | あきれ顔

勝手にではないぞ。

営業利益は 4.17億円→38.93億円 と約9倍じゃが、これには中身がある。


ようか | キョトン

中身?


やよい | 説明

完成工事総利益率が 17.24%→22.84% へ上がっておる。

同じ量をこなしても、残る利益が増えたということじゃ。


ようか | キョトン

なんで残るようになったの?


やよい | 説明

採算の悪い工事に備える工事損失引当金が 4.67億円→0.05億円 まで減っておる。

不採算の案件が減り、手持ちの工事の質そのものが良くなった結果じゃな。


やよい | 自信あり

次はお金の流れを追っていくぞ。


項目2022/3期2023/3期2024/3期2025/3期2026/3期
現金及び預金15.9416.0314.508.929.01
現金及び預金の対資産率5.60%5.08%4.47%2.67%2.30%
ネットキャッシュ9.8610.148.783.783.95
ネットキャッシュ比率13.24%12.31%7.37%1.80%0.38%
フリーCF3.973.612.038.6710.99

ようか | 驚き

上の棒はどんどん伸びてるのに、こっちは逆に減ってる!


ゆり | 無表情

利益は9倍近くになったのに、ネットキャッシュはむしろ減っている、ということですか?


やよい | 説明

そういう理解の仕方もあるが、本質的には稼いだお金の使い道が変わったのじゃ。

先ほども触れたが、2024年12月に東新電気工業を完全子会社化し、当期はさらにグループ向けの貸付金を積み増しておる。

稼ぐ力は強まったが、その現金がグループ内の資金運用へ回った結果、手元の比率としては薄く見える形じゃな。


ようか | 驚き

そういえば株数がめっちゃ増えてない!?

何かあったの!?


やよい | 説明

慌てるでない、これは株式分割じゃ。

2024年4月に1株を5株に分けておるから、株数が増えても株主の持ち分自体は変わっておらぬぞ。

1株当たりの配当や利益も、この分割後の株数で5期分そろえて計算し直されておる。


ゆり | 無表情

配当は分割後ベースで 44円→100円 へ2.3倍になったのです。

2025/3期には中間配当も新設され、増配の勢いは当期も続いているのです。


ゆり | 微笑み

さらに詳細に知りたい人向けに、財務諸表をまとめたので、必要な方は以下を見るといいのです。

▼ 財務諸表を見る

ゆり

詳細に知りたい人向けに、財務諸表まとめたのです。

▼ BS(貸借対照表)

項目2022/3期2023/3期2024/3期2025/3期2026/3期
現金及び預金15.9416.0314.508.929.01
流動資産227.34258.84254.52258.25295.99
有形固定資産12.6112.0611.4810.5211.06
総資産284.60315.78324.24333.75392.02
流動負債94.27123.42113.97107.81126.87
固定負債4.885.105.716.7913.31
純資産185.44187.25204.55219.14251.82
自己資本比率64.9%59.0%62.8%65.3%63.8%

▼ PL(損益計算書)

項目2022/3期2023/3期2024/3期2025/3期2026/3期
売上高291.59335.57348.68392.64442.34
売上原価243.59281.83287.52310.97347.48
売上総利益47.9953.7461.1581.6694.85
営業利益4.176.8211.5630.8138.93
親会社帰属純利益3.105.568.9927.3728.32

▼ CF(キャッシュ・フロー計算書)

項目2022/3期2023/3期2024/3期2025/3期2026/3期
営業CF△5.891.231.9011.1633.50
投資CF9.862.380.13△2.49△22.51
財務CF△5.34△4.11△4.18△10.76△8.91
フリーCF3.973.612.038.6710.99
現金増減△0.67△0.17△1.78△2.30+2.06

(連結・日本基準、単位は億円。現金増減は現金及び現金同等物の増減額を指す)

6. 指標まとめ: 来期に答えが出る問い

ようか | キョトン

利益は増えてるのに手元は薄い。

これって、いいことなのか悪いことなのか分かんないな!


やよい | 自信あり

いまの数字だけでは決められぬ。

じゃから、来期に答えが出る問いを置いておくとしよう。


  • 完成工事総利益率22.84%は、この先も保てるのか? → 5年で17.24%から上げてきたが、資材価格の急騰と外注工賃の上昇はリスク項目に残ったままになっている。

  • グループへ貸し出した106.77億円は、いつ手元へ戻るのか? → 稼いだ現金の多くがここへ回り、資産に占める現金の比率は2.30%まで下がった。使い道の詳細は開示されていない。

  • 親会社向け32.8%という依存度は、上がり続けるのか? → 5年で19.5%から上がってきた。三菱電機の設備投資が鈍れば、受注にそのまま響きやすくなる。

  • 東新電気工業の完全子会社化は、東北の受注として数字に出てくるのか? → 2024年12月の取得だが、施工力強化の効果はまだ売上や利益の内訳としては見えていない。


ゆり | 微笑み

さらなる分析用は下を開いて見るのです。

分析用データを見る

指標まとめ(2026年3月期)

やよい: 単純な数値では測れぬが、バリュエーション指標としてはPEREBITDAROICあたりを、財務健全性は流動比率EBITDA/利息あたりを、株主還元余地は現金比率ネットキャッシュ比率を指標として見るとよいぞ。

指標算出値見方
PER36.17倍参考株価×当期発行済株式総数÷親会社株主帰属当期純利益
現金比率2.30%現金及び預金 ÷ 総資産。資産に占める現金の厚み
流動比率233.3%流動資産 ÷ 流動負債。短期の支払い余力
ネットキャッシュ3.95億円現金及び預金 − 有利子負債(有価証券科目は該当なし)
ネットキャッシュ比率0.39%ネットキャッシュ ÷ 時価総額
EBITDA41.01億円営業利益 + 減価償却費等。本業の資金創出の目安
EBITDA/自己資本16.39%EBITDA ÷ 自己資本。資本に対する稼ぐ力
EBITDA/利息186.41倍EBITDA ÷ 支払利息。利払い負担の軽さの目安
ROIC10.70%税引後営業利益 ÷ 投下資本。5年で1.53%→10.70%へ改善

リスク

ようか: 有報からの抜粋だぜ!

  • 海外投資について: 中国・北京の完全子会社を通じた事業展開に伴う為替・カントリーリスク。
  • 景気変動について: 民間設備投資・公共投資の増減や受注競争の激化による採算低下。
  • 親会社の業績変動について: 三菱電機からの受注(全体の32.8%)に業績が連動しやすい。
  • 保有資産について: 保有する不動産・有価証券の時価下落による影響。
  • 債権管理について: 取引先の経営悪化による不良債権発生。
  • 法的規制等について: 建設業法・電気工事業法など各種法令の変更・違反リスク。
  • 大規模自然災害について: 首都直下型地震や台風による被災リスク。
  • 建設資材価格の変動について: 資材価格の急騰による採算悪化。
  • 外注工賃の変動について: 人材不足に伴う外注単価の上昇。
  • 工事施工について: 施工に伴う人的・物的事故の発生リスク。
  • 人財の確保について: 少子化・採用競争激化による技術員不足。

(参考)2022/3期にあった新型コロナウイルス関連リスクの項目は、当期は記載が無くなっています。中国の子会社も、清算により2社から1社へ整理されています。

株主還元

ゆり: 株主還元だけを見ての投資はダメですが、長期で買う前提の場合は現在値を知っておきましょう。

項目数値補足
発行済株式総数8,970,000株自己株式236,400株(2.6%)を含む
1株当たり配当100円中間45円+期末55円。前期84円から増配
配当利回り0.88%参考株価11,420円ベース
配当性向30.5%提出会社ベース。2022/3期は128.3%から利益拡大に伴い低下
ストック型収益との関係該当なしフロー型(個別受注・個別販売)の利益から配当を賄う構造
大株主三菱電機51.4%次いで弘電社従業員持株会3.5%、三菱地所3.3%
自己株式取得(当期)該当なし前期(2025/3期)に2.36億円分を取得済み

7. 補足: データの読み方と注意点

参考株価は本記事を作成した時点の値(11,420円、2026-09-04時点の前日終値)を使用しています。

財務数値は連結(日本基準)ベースで整理しています。時価総額・PER・ネットキャッシュ比率は参考株価を前提とした参考値で、自己株式は控除していません。

ネットキャッシュは、現金及び預金から有利子負債を差し引いた値です(抽出した財務データに有価証券科目の該当行が無いため0円として計算しています)。現金の指標には、キャッシュ・フロー計算書上の「現金及び現金同等物」ではなく、貸借対照表の「現金及び預金」を一貫して使用しています。5年推移表のネットキャッシュ比率は、各期の有価証券報告書提出日の終値と当時の発行済株式総数から算出した各期の時価総額に基づく参考値です。指標まとめのネットキャッシュ比率(当期)は記事作成時点の参考株価を使用しており、算出基準が異なります。

5年推移表のネットキャッシュ比率の算出に使った各期の提出日終値・発行済株式総数・時価総額は次のとおりです。

提出日終値発行済株式総数時価総額
2022-06-244,150円1,794,000株74.45億円
2023-06-294,590円1,794,000株82.34億円
2024-06-271,329円8,970,000株119.21億円
2025-06-262,337円8,970,000株209.63億円
2026-06-2211,480円8,970,000株1,029.76億円

2024年4月1日付で普通株式1株を5株に分割しているため、2022年・2023年の提出日終値と発行済株式総数は分割前の水準です。分割の前後どちらも、当時の株価と当時の株数の組み合わせで時価総額を算出しているため、換算の必要はありません。

営業CF・投資CFの増減要因は、キャッシュ・フロー計算書の明細から推し量った推定を含みます。会社側の具体的な内訳(値上げ交渉や資金運用先の詳細など)は開示情報からは追い切れない部分があります。

受注高・繰越工事高の一覧やセグメント別の損益は、抽出した財務データの範囲には含まれていません。

財務諸表は EDINET のデータから自動取得しているため、正確性に欠ける可能性があります

本記事は EDINET 提出の有価証券報告書(第147期、2026年6月22日提出)をもとに作成した情報整理記事です。 特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。 投資判断はご自身の責任でお願いします。